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Ecodesign readyと燃焼効率

Ecodesign readyとは英国のクリーンな薪ストーブに与えられる認証ラベルです。


認証取得の次世代薪ストーブはこれまでの薪ストーブとは設計思想が異なります。

何故ならば新しい法規制の目指す根本がこれまでと大きく異なっているからです。


薪ストーブだけに絞ってご説明しますが・・・

大気を汚さない為には薪を燃やさない事がベストという前提があります。

それでは薪ストーブが使えなくなり、これまでのユーザーや事業者が困る事になります。


そこで、薪を極力燃やさない 薪林資源が保たれ、ガス排出量が削減可能


ですが、暖房効果が下がれば意味が失われるので『1本の薪から最大限の熱エネルギー』を取り出す方向性になります。


これが良く耳にする燃焼効率です。


燃焼効率が高い=クリーンなストーブという誤解もされがちですがあくまで熱への変換効率を示す指標となっています。

基本的にクリーンなストーブは燃焼効率が低くなりがちです。

何故ならば単純に燃焼効率を上げるだけならば薪を多くくべて、酸素を多く供給すれば燃焼温度が上昇し多くの熱量が得られるからです。


酸素を多く供給するためには、より多くの排気をしなければなりません。

必然的にガス排出量が高まりクリーンでは無くなってしまいます。


Ecodesign ready薪ストーブでは、各種排出ガスをこれまでに比べて大幅に削減しながら現行法制に対しても燃焼効率の制限を75%以上と引き上げています。


この燃焼効率のパフォーマンスを達成しながら各種排出ガスを削減していくという事は簡単な事ではなかったそうです。


そのジレンマをご理解いただく為にも、次回はこの各種排出ガスについてご案内致します。


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